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愛の呪文はOTL

ってゆーのは、いつも通りのじょーだんでーOTLとはOutput Trans Lessの略の事だす。
AAの『○| ̄|_』ぢゃあないので悪しからずorz...

出力トランスがありませんよーということです。
トランジスターアンプなどはほとんど出力トランスがないのであえて書くことは無いのですが、真空管アンプでは逆に出力トランス付きがほとんどなどでOTLアンプっつーとまー真空管式のOTLアンプのことをさしていることがほとんどでしょー

当店のメインパワーアンプは異端(?)とされるこの真空管式OTLアンプです。

POWER AMPといっておきながら、8Ω負荷で1.5W×1.5Wという低出力。実測値は1Wくらいかもしれません。この前kenさんに説明した時、数値の少なさにひぃ〜が言い間違いをしているのではと訝しんでいました。
うちのフラメンコ姫は能率100dB程なので出力1Wだとすれば、ちょうど出力音圧レベル100dB/W/mということになりますが、それでも通常は60%位のパワーしか使っていません。これは買う前からねらっていたことなのです。パワーアンプは最大出力の60〜70%で使用した時もっとも音質/効率が良いと聞いていたからです。出力インピーダンスが1Ωあるので416-8Aの駆動にも問題ありません。

通常の真空管アンプは高いインピーダンスの出力を出力トランスでスピーカーの低いインピーダンスに合うまで下げなければなりません。この為、トランスの出来がダイレクトに音質に影響してしまいます。特に云われるのが周波数領域が狭まってしまうことです(測定値と聴感が必ずしも一致しないのは言わずもがなですが)。これを回避しようとトランスの精度をあげるとどうしても大きく重くなり値段も高くなってしまいます。口の悪い人は真空管-トランスアンプと呼んだ方が正確だ、とまで云います。まーそれくらい出力トランスが音に影響するのです。
この問題を一掃するのがOTL方式なのです。比較的インピーダンスの低いテレビ用の出力管などをパラって8Ω数ワット程かせげ、安価に(真空管自体も比較的安い)周波数特性がフラットな正に真空管アンプができあがるのです。
しかし、現実には管球OTLアンプを作っているメーカーはほとんどありません。
なぜか?
一つには低インピーダンス管などが流通し始めたのが真空管からトランジスタへ移行した時期に重なり真空管自体の種類が少ないのです。
もう一つは管球OTL方式は低インピーダンスで安定させるのに比較的高度な技術が必要になってきます。出力を稼ごうとすると真空管の数もどんどん増え、電源部も大袈裟になってきます。下手をするとリークした電流がスピーカーを焼いてしまうこともあるそうです。これも上記の理由と絡んでメーカーが積極的に研究開発していれば克服できていたとは思います。
なので、現在では大手オーディオメーカー製の管球OTLは皆無ですが(まあ大手オーディオメーカーという物自体少なくなってしまいましたが・・・)一部のガレージメーカーががんばって作っています。


ひぃ〜は、あるオーディオフェアでSDサウンドのOTLアンプを聴く機会があったのでした。その時は真空管アンプのことを良くわかっていなかったのですが、あきらかに他の真空管アンプとは違う音に聴こえたのです。自分の購入できる価格帯のトランス付真空管アンプはどれも独特の甘い音色が気に入らなかったので、とてもクリアーな音色のするOTLアンプがすっかり気に入ってしまいました。でも値段がネックでした。ほとんど個人で作られている様なので、致し方ないですがね。。。
その後は寝ても覚めてもOTLアンプが気になってどうしようもありませんでした。
日本で現在買えるOTLアンプで主な所は、最大手のマックトン、上記SDサウンド、加銅鉄平さん設計の日本オーディオ、九州の勇・音のエジソン。
やはりどこもお高いのです。。。少し諦めモードで検索をし続けるとアメリカのガレージメーカーがOTLアンプのキットを売り出しているのに出会いました。
それが、
Transcendent Soundです!
これのSingle-Ended OTLならUS$829で買える!!!(プラス送料)
しかも、ネットで調べると、日本人でここのアンプを使いALTEC Valenciaを鳴らしている方が2名いらっしゃいました。(当時はうちもValenciaなのでした)
どちらもとてもいいという感想でした。これは買うしかない!そう思ったものの出来るだけ安く買いたいので、中古をあれこれ調べてみるもやはり日本ではほとんど流通していません。
そんな時にあのサンバレー/ザ・キット屋の店主日記にこのOTLのことが書かれていました。どうもキット屋でOTLアンプをだす予定があり研究の為に取り寄せたとのことでした。代表(でいいのかな?)の大橋さんにおもわずメールしてしまいました。
Transcendent Soundのアンプを購入予定でいるのですが、もしキット屋でOTLアンプを売り出す予定があるのでしたら、そちらを買いたいのですが、どうでしょうか?
大橋さんからスグに返事をいただきました。
キット屋でのOTLはまだ時間がかかりそうだけど、試作したTranscendentのOTLでよければお譲りできますが、と。正に願ったり叶ったり。しかもチョーお安くしていただきました!
キット屋でのOTL発売もそろそろだそうです!
日本での真空管OTLアンプに対する評価に変革が訪れるかもしれません。。。


と、真空管OTLアンプまんせーってな感じですが、システムも今後近いうちにがらっと変わっていくかも。。。

| AUDIO | 10:44 | - |
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