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バリレラ礼賛 (ONLY YOU)
224君のカートリッジはGEのバリレラ-ターンオーバータイプを使っています。
昨今ではあまり表舞台にたたないカートリッジですが、私には代替のきかないものなのです。

そもそもmicro grooveという高密度記録が可能となったレコードに最初期に対応したのがこのGE(ジェネラル・エレクトリック社)のバリレラカートリッジなのです。バリレラとはバリアブル・レラクタンス(VR:Variable Reluctance)のことです。
VRという方式は広義ではMI方式に分類されるようですが、針先でピックアップされた磁気信号をリーケージ・フラックス(漏洩磁束)でのみ磁石に伝えるという強烈にいい加減な造りはやはり個別に分類した方がいいと思います。
GEの研究者が確証もなくいい加減なモノ作りをするはずもないですけど、簡単な作りのせいか当時は国内外でこのカートリッジのコピーが横行したそうです。


それ以前のクリスタル/セラミック型だとアンプやラジオの入力部に入れても事足りる出力があったそうですが、バリレラの10〜15mVという出力では同じようにはいきません。
録音カーブの問題もあるので、そこで誕生したのがフォノアンプ。時々オークションなどで見かけるGEバリレラ用という小さなフォノアンプはプリアンプにフォノアンプが内蔵されていなかった当時のもの。なのでフォノアンプ付きアンプや別途フォノアンプをお持ちならバリレラ様にわざわざ買う必要はありません。
(補記:バリレラも後期の物やプロユースのものは低インピーダンスのものがあるようなのでそういうタイプは昇圧が必要だそうですが)





シングルタイプもありますが、真骨頂はこのターンオーバー式。
カートリッジ上部のノブを押し下げT型のアセンブリをひっくり返し針交換。SP/LP+EPの3種類が聴けるのでトリプル・プレイと呼ばれています。

基本はダイヤ針LP(EP:以下省略)用/サファイヤ針SP用の組み合わせですが、サファイヤ針LP用/ダイヤ針SP用などの中から好きなように組み合わせをチョイス出来ます。1個のカートリッジで取り外すことなく針を変えら、LP-SPの時にはあとは針圧調整のみという超お手軽さ! ときどきどっちがLP用でどっちがSP用かわからなくなるときがありますがLP用は上下動の抑制の為カンチレバーが90度ひねってあるので一目瞭然です。(なんて書いてから念のためダイヤ針SP用を見てみたらカンチレバー90度ひねってありました、、、ちぇっ、この違いに気がついたときは有頂天だったのに・・・なぜカンチレバー90度ひねってあんのだろ?)






左:T型アセンブリ。右:SP用ダイヤ針。



では音はどうなのかというと、好みのジャンルや音色・使用システムによるので個人的な感想としか言えないのですが、ウチでLPをDENON102、SPをナガオカMP-11JSPと聴き比べた結果、両者の出番は無くなりました。
再生帯域の狭い古いJAZZのmono盤を聴く限りではオルトフォンやシュアーの出番もウチではなさそうです。

あと特筆すべきは驚異的なトレース能力! 102ではいくら針圧あげても飛んでしまう箇所がほとんど飛ばなくなりました。どうしても飛んでしまう所を試しにサファイヤ針SP用で再生したところ飛びませんでした。さすがにLPでサファイヤ針を使うと音が甘くなりますが女性ヴォーカルものは逆にいい感じに鳴ったりもします。あと針圧上げないと逆にトレースしなくなりますwww



さてさて、私がバリレラなしではいられない理由はこれからです!


それは強靭さです!



TD224についているTP14というvery short armでは予想される通りレコード再生中盤で既に相当のインサイドフォースが針先にかかり、IFCなど無いので針先は盛大にギュッギュッと鳴ります。
再生音には影響無いようなのですが、先のDENONやナガオカの針先は見事に右曲がりのダンディーになってしまいました。(写真を撮ろうと久しぶりに見てみるとなぜか元に戻ってましたが)
こんなアームに高価なカートリッジなど付けられません! LPならまだしもSPではラベル面まですっ飛んでいくことさえあります。
でもバリレラは平気の平助なのです!びくともしません!!やったねバリレラ!!!すごいよバリレラ!!!!

というわけで、224君でお気楽極楽サウンドを目指すひぃ〜にはこれ以外のカートリッジはあり得ないのでした。


Have a nice Golden Week!
 
| AUDIO | 12:50 | - |
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