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吾輩ハ馬革ノ長靴デ或
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名前は「C-7060」。CHAUSSER(ショセ)という本邦シューズブランド製で、何の因果かこの世の果て、奇人変態の巣窟の主の草鞋になっちまった哀れな長靴さ。

CHAUSSERは2000年にできたまだ新しいシューズブランドで、ナチュラル(無染色)コードバンを使用した一連の製品で名を世に知らしめたんだ。

無染色の牛革--ヌメ革も、通常の染色されたコードバンも取扱に神経を使う素材なのに、その難しい要素が合わさったナチュラルコードバンなんかで履物を作ってだいじょーぶなのって心配をよそに、「経年変化」「体に合ってくる」という皮革製品の魅力の至上とも云える素材ナチュラルコードバン使用のCHAUSSER製品は皮革マニアを中心にそれはもう熱狂的に迎入れられたそうだよ。

吾輩の主人は変態のくせに短○包○の小心者なので、ナチュラルコードバンに惹かれつつも恐れをなして吾輩--黒く染色されたコードバンブーツを購入することにしたのさ。ホントちっちゃい野郎だよな。



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自分で云うのも何だけど美しい姿でしょ。多分、第二次世界大戦頃のヨーロッパ製軍用ブーツを範にしてデザインしたんだろうなあ。太めの革紐も結べる大きめなハトメと、尖らず丸すぎずのトゥがワイルドであり且つドレッシーという絶妙なデザインの要になっているよね。
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吾輩の主人は吾輩の造形には惚れ込んでいるけどプルトップだけは納得いかないんだって。可愛いけだけで小さすぎてプルトップの用を成していないって云うんだな。だったら、手前のかわいくねーわ、ちっちゃすぎて用を成してないき○たまや、ち○ち○引っこ抜いてやろーかって脅かしてやったら泣いて謝ってきたよ。ざまーねーな。




実は、CHAUSSERではもともと「C-7060」はナチュラルコードバンでしか発売していなくて、吾輩はとあるショップの別注仕様なんだな。あるとき、CHAUSSERが通常の新喜皮革製ではなくホーンウィン製のコードバンで「C-7060」を限定販売することになって、その中に黒コードバンのもあると知って吾輩の主人はうろたえてたもんさ。ホーンウィン製のコードバンに憧れてる糞ミーハー野郎なんだなあいつは。でも、その「C-7060」はウェルトもコバも真っ黒だったんでアホ主人は胸をなで下ろしていたよ。黒ブーツはアッパーが黒、ウェルト/コバが茶の組み合わせしか興味がないんだって。気色悪い奴だね。




数年後、そんな吾輩の主人が君のパートナーだとか云って、とうとうナチュラルコードバンの「C-7060」を連れてきたんだ。

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黒い君は今後もピカピカで履いてくけど、ナチュラルコードバンちゃんはワイルドに履き込んでいこーと思う、なんてA○B好きの小林某みたいに鼻息荒くして語っていたけど、まだ履いて外出してないどころか、必須の日光浴さえさせてない箱入/監禁娘状態なんだよ。レプカ/カリオストロ伯爵/ムスカ級のド変態主人にいつか天罰があたるようにみんなも祈ってね。

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