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美しい真空管アンプ? 其の弐台目
前回の記事はここを見に来る様なマニアの方向けにかなり端折って書いたのですが、検索して来た非マニアの方には単に揶揄している様に読まれてしまうかもしれないので、改めて、徹底的に、容赦なく、批判しちゃおーと思いますw

コメントで教えて頂いた製品紹介ブログにデザイン意図が記されていましたが、まあ、想像していた通りの程度のものでした。

「真空管アンプなのに真空管と一緒にトランスなどのパーツが上部にいくつもあって真空管が奇麗に感じられない」
何故、こういう似たり寄ったりのスタイルになっているのか考察も無しに気ままにラフ起こしてデザインしましたってゆーのならそりゃあ簡単でいいですね。

「家族の過ごすリビングやベッドルームなどでスタンスよく気軽に使える真空管アンプ」
を目指したと、ありますが、真空管にゲージを付けるといった工業製品の基本的な約束事としての安全性も考慮せず、リビングやベッドルームでの使用を考えてるのですか? 氏はともかくエレキット側はどう考えているのでしょう?


真空管の外観に美しさを感じるのはもちろん氏の勝手です。それでも云わせていただきますが、古典三極管などには姿形、内部構造、光り方が途方も無く「美しい」ものがありますが、それらに比べてしまうと(比べなくとも?)6SN7EHなんて私には不格好にしか見えないのです。
そもそも二俣氏の仰ってる真空管の美しさなんて明かりが仄かに灯っていて奇麗だね、という程度の事でしょ? それならいっそ、真空管のがわだけ使って中にLED仕込んでおけばもっと奇麗に光るし、色も気分に合わせて変えられ、とにかく安全ですし、そうしては如何?(←結構本気で云ってます)


過去には本当に「家族の過ごすリビングやベッドルームなどでスタンスよく気軽に使える真空管アンプ」の銘品がいくつもありました。
プリメインでいうとLUXMAN SQ38FDRogers Cadet 3 が私的には双璧ですw(ken氏、kafunsho氏より。多謝!)

こういう過去の銘品を見聞きしてきた者から云わせてもらえば二俣氏のアンプはそれこそ上っ面の見栄えだけ考えただけのものにしか見えません。

感性は人それぞれだから、などとほざいてはいけません。
真空管アンプの第一義はどう言葉を捏ねくり回そうとも、まず「音」なのです。
ちゃんと作られた真空管アンプからは美しい音楽が美しく、醜い音楽が醜く出せます。
その価値を理解するところから始めなければ、物作りの根幹を成す理念が既に「美しくない」し、とてつもなく「醜い」


人間という有機体と無機質の工業製品を結びつけるインターフェースとして工業製品のデザインはあるものと、私は思っています。
そのインターフェースの機能の仕方次第で使う人の生活が豊かにも貧しくもなります。

明かりの灯る姿が美しいなどと、耄けた様にのたまう精神からは、どんな意味に於いても、美しい真空管アンプが作り出せるかは疑わしい限りです。
使わずとも、断言してしまいますが、このアンプでは、そこから流れ出るであろう音楽では、私の生活は決して豊かになりはしない



氏の物に限らず、巷にはデザインと銘打った単なる作者のエゴの表出物たる製品が溢れていて反吐が出そうです。困った事にそういう物ほど一見「小奇麗」で「シンプル」を売りにしている、実質は汚物でしかないという代物なんだけれど。 


前にも記事にしましたが、ワンオフのこれこれを創られた荒木博志氏の様な方にこそオーディオ機器(に限らず)のデザインをしていただきたいと切に願います!





※この記事には続きがあります。

美しい真空管アンプ? 其の参台目


「22」 [tu:tu:] トゥー トゥー  BEAMS Hybirid Stereo Amplifier ビームス レコーズ イーケイジャパン
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