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into the Design , over the Design
銘著!




世界のグラフィックデザイン1 ヴィジュアル・コミュニケーション 講談社刊

松岡正剛と杉浦康平という超強力タッグによって著されたすばらしい本なのですが、残念なことに絶版。これだけ工作舎で出せばいいのに。入られなかったという蛇の図像を追加して・・・

どういうわけか就職してしまった小さなデザイン事務所にこのシリーズがあり、偶々読んでぶっ飛んでしまった!

「グラフィックデザイン」と銘打ってありますが,この巻は pre design ともいうべきものを扱っています。

こんなのとか、




こんなんまで・・・





いま普通に使う「グラフィックデザイン」というのは1920年代のイタリア構成主義やロシア・アバンギャルドに端を発しているモノです。ここからタイポグラフィーやフォトモンタージュを利用した広告デザインがアートとして一般的に認識され始め生活の隅々まで浸透していくのです。

しかしこの本はサブタイトルの「ヴィジュアル・コミュニケーション」が示しているとおり人が図像を用いて何かを伝達しようとしてきたモノを包括して取り扱っています。
近年のアートフル・サイエンスに先行するすばらしい仕事です!

そのなかでも特に気を引かれたのが古今東西のタイポグラフィー。筆記文字がうねる曲線で装飾され、変容させられた姿にマロニエの根を見たが如く眩暈を覚えました。件の彼とは違い私の場合は夢見心地でしたが・・・

去年、東京都庭園美術館で催された「宇治山哲平展」で行われた松岡正剛さんの講演に行きこの本にサインして貰おうとしたのですが、正剛さんの存在感にけおされてか最後まで声をかけられませんでした・・・



それはさておき、ジャズ・レコードにもタイポグラフィカルなすばらしいジャケがたくさんあります。
ジャズ・レコのデザインでもっとも有名であろうリード・マイルズ。
いまさら私などが説明するまでもない一連のBlueNoteでの仕事ですが、これは巻物の装丁の様に共通する要素を保ってデザインしているので(わざとはずしているモノもありますが)個別にどうのこうのいうものでは無いと思うのです。リード・マイルズのデザイナーとしての個性はBlueNoteよりもバイト感覚でやったであろうPrestigeでの数点の仕事に強く感じのは私だけでしょうか? 録音におけるヴァンゲルダーにもいえますが、BlueNoteではアルバム制作に関して全てアルフレッド・ライオンの意向が強く効いているのでしょう。

ということで、


Miles Davis and the Modern Jazz Giants “Bags Groove”
補修痕が悲しいですが一応NYC表記盤。





こういう微妙な配置は逆にMACだとめんどくさい。手版仕事ならでは。私もレイアウトに煮詰まると紙を切って配置決めしたりします。勉強になります。




Red Garland trio “Groovy”
グラフィック・アート先取りの傑作! NJ盤だけどジャケも音もGOODなのでOKコラル!





よく解説にRの反転が誤字を模したとありますが、すぐでてくるRも他のRも反転していないので誤字云々というのは関係ないのかもしれません。


どちらも“のりのりの”リード・マイルズなのでした。



ということで眠くなってきた・・・

おしマイルズ。。。










 
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